院長ブログ

「舌下免疫療法」体験記2

当院で昨年10月より始めました舌下免疫療法の経過〝第2報″をご報告いたします。

既にお知らせしましたように、舌下免疫療法は花粉が飛散する時期には副作用が強く出る恐れがあるため、新規には始められません。製造元の鳥居薬品の規定で、期間に余裕をもって12月15日から4月30日の間は新規開始はできないことになっています。そのタイムリミットである昨年の12月15日までに当院で舌下免疫療法を始められた方は私も含めて計12名でした。これまでのところ途中棄権された方も0名です。

この療法は3年以上毎日服用しなければなりません。第1報でご報告しましたように、それを習慣化するまでの導入初期が一番大変ですが、それを過ぎると意外と毎日続けられるようになります。

習慣化を妨げる第2の山場は、年末年始でした。仕事もお休みで、大掃除などのし慣れない家事や子供の相手、夜更かしや朝寝坊、朝酒など生活リズムも変わりますので、ついシダトレンの内服を忘れがちになります。

ちなみに私自身は、年末年始休暇の間に飲み忘れが3回もありました。

ところが成績?が最も悪かったのは誰あろうこの私でした。当院で治療を受けている方々は大変優秀で、私以外の11名のうち1日飲み忘れた人が1人だけで、あとは全員パーフェクト達成だったそうです。みなさん、花粉症を治そうという意志がたいへん強く、今回その意気込みを改めてひしひしと感じました。

さて、今年は花粉の飛散時期が早く、2月の第2週から本格化しています。興味深いのは、当院で舌下免疫療法をされているみなさん例外なく、今年の花粉症に何らかの効果を期待されていることです。残念ながらまだ開始して4か月あまり、もともと3年続けなければ充分な効果が得られない治療ですので、今年は「期待できません」ときっぱりと申し渡しています。

その代わり、この時期には花粉症の「初期療法」を舌下免疫療法と併用するようにお勧めしています。「初期療法」は、花粉症用の目薬や内服を症状の出ていない、あるいは軽い時期に始めることで、花粉症が本格化する時期の症状をより軽くすることができるものです。これはもちろん舌下免疫療法をしていない方にも有効ですので、当院に受診される花粉症の方全員にご案内しています。

患者の皆さんはこの時期になっても目立った副作用は出ていないようですが、私自身は最近シダトレンを服用した後、なんとなく口の中がいがらっぽくなる気がします。 今後花粉が飛ぶようになる時期に合わせ、シダトレンの副作用が今までより強く発現する可能性も指摘されています。次回は本格化した花粉症の時期をどのように過ごしたか、またご報告したいと思います。

「舌下免疫療法」新規受付再開と体験記3→(クリックでリンク)

「舌下免疫療法」体験記1→(クリックでリンク)

当院で「舌下免疫療法」を受けていただくにあたって→(クリックでリンク)

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