片桐眼科クリニック

電話をかける

視力低下について

目の構造

目の構造図

目(眼球)は、球状で物を見る働きをする器官であり、角膜・虹彩・水晶体・硝子体・網膜・強膜などからなっています。
物を見るとき、光は角膜を通過し、虹彩で目の中に入る光の量が調節され、水晶体でピントを合わせ、硝子体を通過し、網膜の黄斑部に焦点を結びます。
網膜はその光を電気信号に変換し、それが視神経を通じて脳に伝達され、像として認識されます。

子供の視力低下

どんな症状?

「ものがぼやける」、「目がかすむ」、「二重に見える」、「黒板の文字が見づらい」、「検診で視力低下といわれた」など

原因は?

近年、近視発症の低年齢化が進み、低学年から近視を発症する頻度が増加しています。小学生では、視力1.0未満が34%、0.7未満が14%、中学生になると1.0未満が56%、0.7未満が41%という調査結果が出ています。パソコンやタブレット、スマホなどの普及にともない、子供の生活時間の中で近くを見る作業の割合が多くなっているのも一つの要因と考えられます。親が近視だと子どもが近視になる可能性は高くなります。また、遠視は生まれつきのことが多く、気づきにくいですが、比較的早期からメガネによる視力矯正が必要になることがあります。

診断と治療

近視・遠視・乱視の診療は、こちらをご覧ください。

近視・遠視・乱視の診療

コンタクトレンズは、角膜の表面に直接のせるため、異物感や充血を起こしたり、角膜を傷つけたり、アレルギー体質の方は合わなかったりなどの欠点もありますので、検査と適切な診断の上での処方が必要です。

コンタクトレンズについて

軽度~中等度までの近視の方は、寝ている間に視力を矯正する特殊なコンタクトレンズを装着して視力を改善する方法もあります。

オルソケラトロジーについて

大人の視力低下

どんな症状?

「目がしょぼしょぼする」、「眼精疲労を感じる」、「ものが二重に見える」、「目がかすむ」、「光が眩しい」、「視界の一部が見えづらい」、「虫が飛んでいるように見える」、「ひものようなものが見える」、「急な視力低下」、「物が歪んで見える」など

原因は?

大人の視力低下は近視、遠視、乱視、老眼の他に、以下のような病気も考えられます。

ドライアイや眼精疲労
パソコンやスマホを長時間使うと、眼精疲労の他に、瞬きの回数が大幅に減って乾きやすくなる=ドライアイになったり、近くを見る時間が長いため近視化し、視力低下につながることがあります。
白内障
視力の低下以外にも、ものが二重に見えたり、光が眩しく感じたりすれば、白内障を発症している可能性があります。白内障では、加齢や紫外線の影響を受けて、水晶体が濁るため、視力の低下をおこします。
緑内障
「視野の一部が見えづらい」などは緑内障を発症している場合があります。緑内障は、目と脳をつなぐケーブルの役割をする視神経がダメージを受け、視野が欠けていく病気です。少しずつ見えない範囲=視野欠損が広がっていき、治療が遅れると最終的には失明してしまう危険性があります。
飛蚊症
「虫が飛んでいるように見える」、「ひものようなものが見える」などは飛蚊症が発症している場合もあります。
「飛蚊症(ひぶんしょう)」は目の内部に浮遊する「カス」の影が光の加減により見えてしまうものです。
老化で自然に発生する場合と、病気により起きる場合があり、特に「網膜剥離(はくり)」や「眼底出血」による飛蚊症は、早急な治療や手術が必要で、放置しておくと失明する危険もあります。
糖尿病網膜症
糖尿病では体中の血管がもろくなり、目では網膜に出血を起こす糖尿病網膜症により視力が低下します。
糖尿病網膜症は、糖尿病腎症、糖尿病神経症と並んで、糖尿病の三大合併症のひとつで成人の失明原因の上位に位置します。
診断と治療

ドライアイの診療は、こちらをご覧ください。

ドライアイの診療

白内障の診療は、こちらをご覧ください。

白内障の診療

緑内障の診療は、こちらをご覧ください。

緑内障の診療

飛蚊症の診療は、こちらをご覧ください。

飛蚊症

糖尿病網膜症の診療
糖尿病の方は、初期段階では自覚症状がないため、早めの受診をお勧めします。まだ見えるからという自己判断は禁物です。まずは、眼科で眼底検査などを行い適切な診断を受け、必要なら治療を行います。その後の定期検査も必要です。

老眼

どんな症状?

「本や新聞、スマホの文字が見えづらい」、「近くから遠くへ視線を移したときに、ピントが合うのに時間がかかる」、「少し暗くなると文字が見えづらい」など

原因は?

目の中にある水晶体というレンズは、見ているものにピントを合わせるはたらきをしています。
近くのものを見るときには、水晶体を吊り下げている毛様体小帯という線維がゆるみ、その結果、水晶体の厚みが増して近くのものにピントを合わせることができます。

しかし年齢とともに水晶体は固くなり、毛様体小帯がゆるんでも水晶体の厚さを変えることができなくなってきます。そのため、近くのものにピントを合わせることができなくなるのが、老眼です。

老眼は加齢による症状で、40歳ごろから症状を自覚し始め、数年で老眼鏡が必要になります。

もともと目の良い人は、早くから老眼になる傾向があります。反対に近視の人は、老眼の症状を自覚しにくいです。

老眼になっても適切なメガネを使わないでいると、目が疲れる、目の奥が痛い、頭痛がする、肩こりがする、頭が重いなどの症状が起こります。

診断と治療

上記の症状を感じたら、眼科を受診して検査を受けてください。

老眼鏡を購入する場合、検眼をせずに安易に既製品の購入で済ませてしまうと、他に目の病気があっても気づかない場合があります。眼鏡店でいくら度を上げても見え方が変わらず、見えづらい場合は、白内障などの病気の可能性があります。 眼科で検眼をすることで、様々な目の状態がわかるため、適切な診断と治療が可能になります。

屈折力測定、視力検査、眼底検査などの結果を踏まえて診断を行い、眼精疲労を極力起こさない適切な老眼鏡=近用メガネ作りのための処方箋をお渡しします。

高齢者の視力低下

どんな症状?

「物が小さく見える」、「中心が暗くなる」「歪んで見える」、「急激な視力低下」、「目がかすむ」、「視野障害」など

原因は?
加齢黄斑変性
加齢によって網膜の中心部である黄斑に変化が生じて起こる病気です。視野の中心が見えにくくなり、「物が小さく見える」、「中心が暗くなる」「歪んで見える」といった症状が出ます。進行すると視力0.1以下に低下する場合があります。
網膜静脈閉塞症
「急な視力の低下」、「視野障害」などの症状では、網膜静脈閉塞症の可能性があります。
様々な原因で網膜の静脈の血流が途絶えると、網膜に出血が起こる病気です。高血圧や動脈硬化なども原因の一つとなります。

この他、白内障、飛蚊症、緑内障なども高齢者に多い目の病気です。「大人の視力低下」をご覧ください。

診断と治療
加齢黄斑変性
視力、眼底検査、造影検査、網膜断層撮影など症状に応じて検査を行います。
目の中の硝子体内に注射を行う薬物療法が主流ですが、病状によっては手術をすることもあります。
網膜静脈閉塞症
視力、眼底検査、造影検査、網膜断層撮影などの検査を行います。目の中の硝子体内に注射をする薬物療法を行います。病状によっては、レーザー治療や手術を行うこともあります。