近視進行予防治療
近年、お子様の近視の進行が世界的な社会問題となっております。
一度近視になってしまうと元の状態に戻すことはできません。
強度近視になると、将来的に緑内障や網膜剥離等の目の病気のリスクが高まりますので、成長期の近視進行予防対策が大変重要となっております。
近視進行予防治療とは
近視進行予防治療とは、近視の進行を抑制することを目的とした治療です。この治療は任意となります。
年齢や症状、ご希望に合わせて治療方針が変わります。ご希望があれば、近視遺伝子検査を行います。
目薬による治療とオルソケラトロジーによる予防治療があります。
お子様の視力低下が気になる方は、受付又は診察時にご相談ください。
近視とは?
近視の原因は?
近視遺伝子チェック
遺伝子検査の流れ
料金
14,300円(税込)
低濃度アトロピン点眼による予防

治療対象
5歳~15歳まで
軽度~中等度近視(-1.00~-6.00)
料金
低濃度アトロピン0.01% 1本 3,800円(税込)
低濃度アトロピン0.025% 1本 4,350円(税込)
検査代 3,300円(税込)
※低濃度アトロピン点眼治療は健康保険適応外のため自費診療扱いとなります
低濃度アトロピン点眼治療の診療の流れ
低濃度アトロピン点眼治療に関するQ&A
- オルソケラトロジーをご希望でも、そのための特別なご予約は不要です。一般の診療と同じように、時間指定の診察予約をご利用いただけますので、ホームページの「診療の予約をする」よりご予約下さい。初回の検査で治療の適応が確認できた場合は、次の診察はご予約をお取りいただきますが、手続きは受付でのみ承ります。
- 基本的には近視が進まないようにする治療であり、視力を回復する治療ではありません。
しかし、中には視力が回復する方もみえます。ただ、視力の回復効果が長期的に持続するかどうかに関しては未知であります。基本的には近視の進行を予防し、視力が悪くならないようにするための治療とご理解ください。 - 点眼後7~8時間ぐらいまぶしさを感じたり、ぼやけることがありますが、必ず就寝前に点眼して頂ければ、翌日の生活には特に問題ありません。
- 現在のところ報告されておりません。
- 可能です。低濃度アトロピンをさして、5分以上時間をあけてからオルソレンズを装用してください。低濃度アトロピン点眼治療との併用で更なる近視進行抑制効果が期待できると考えられています。
- 可能です。現在までにされている報告は6~12歳を対象にしたものですので、臨床的なデータがありません。しかし、12歳を超えても近視は進行しますし、低濃度アトロピン点眼は近視の進行を抑える可能性があります。治療を希望される場合には御相談ください。
- 残念なから、効果が出にくい場合もあることが報告されています。まず2年間は治療を継続して頂き、効果をみるというのが望ましいと考えています。
- 可能です。コンタクトレンズは外した後に点眼して下さい。
オルソケラトロジーによる予防
オルソケラトロジーによる近視進行抑制効果
治療対象
10歳以上
軽度~中等度近視(-1.00~-4.00)
料金
両眼 137,500円(税込)
片眼 90,750円(税込)
検査代 5,500円(税込)
※オルソケラトロジーは健康保険適応外のため自費診療扱いとなります