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眼科専門医による目の解説

2023/06/14

眼科の検査 OCT編

こんにちは。「愛をこめて、あなたのeyeを守ります」東戸塚駅西口すぐにあります、片桐眼科クリニックの院長、片桐喜彰です。

 

最近の眼科で非常に重要な役割をしめているのが、OCT検査です。

 

これは、網膜の断層撮影や、網膜の神経線維の厚みを測る検査です。

 

たとえば、この場合、網膜を縦に切った断層でみると、ここに穴が開いているのが分かります。これは黄斑円孔という病気です。こちらをみると、手術をして穴がふさがっているのが分かります。

 

今までは表面から顕微鏡を使って、小さな穴が開いているかどうかを見極めるのに、かなりの熟練が必要でしたが、このOCTでは画像で明確に分かるようになりました。

 

また、緑内障になると、網膜の神経のダメージを受けたところが薄くなります。これまでは厚みを測る方法がありませんでしたが、このOCTではそれも可能になりました。

 

視野の欠けているところが上側ですのが、網膜には上下左右逆に写りますから神経のダメージを受けているところは実際には下側になります。このブルーになっているところが、神経が薄くなっているところ、すなわちダメージを受けている場所になります。

 

場合によっては、視野に異常が出る前に、神経が薄くなっているところが写ることがあり、緑内障がより早期に発見できるようになりました。

 

このように、OCTは眼科の検査に革命をもたらしました。