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眼科専門医による目の解説

2023/06/14

シリーズ緑内障 緑内障で手術っていつするの?

こんにちは。「愛をこめて、あなたのeyeを守ります」東戸塚駅西口すぐにあります、片桐眼科クリニックの院長、片桐喜彰です。

 

手術と聞いて、「怖いな」と思わない方はいません。どんな病気であれ、誰でもできれば手術はしたくないものです。

 

では、緑内障の手術、どのタイミングでするのでしょうか?緑内障は、進行すると失明する病気です。他の病気のように、早期発見、早期治療で、早い段階で手術をした方がいいのでしょうか? 

 

緑内障の治療の基本は、眼圧を下げることです。眼圧は目の内圧で、その圧を下げることによって緑内障の進行を緩やかにすることができます。緩やかにできれば、将来、つまり寿命までもたせられれば、失明することはありません。

 

眼圧を下げる方法として、まずは目薬があります。今ではいろいろな種類の目薬があり、それぞれ効き方も違うので、1種類のお薬から始め、効果が期待したほどでなければ、2種類~4種類の目薬を使って眼圧の下がり具合を見ます。それで眼圧が十分に下がり、進行が緩やかになれば安心できます。最初の眼圧より30%下がることを目標にします。なので20だった人は14になればいいわけです。

 

ですが、目薬だけでは充分に眼圧が下がらなかったり、眼圧が下がっているのに緑内障が進行する場合には、さらに眼圧を下げるための手術をします。

 

ですので緑内障の手術は、緑内障自体を治療する手術ではなく、あくまで「眼圧を下げる」ための手術です。手術で緑内障がよくなるわけではありません。

 

手術については、日帰りで比較的簡単にできるものから、入院して術後もしっかりと管理しなければいけないものもあり、その方の緑内障の原因や、進行の程度によって選択します。詳細については、また別の回でお伝えしたいと思います。

 

ですので、緑内障の手術をなるべくしないようにするには、処方された目薬を決められた回数、毎日しっかり点眼することが大切です。複数のお薬が出ている場合は、1つのお薬をつけてから、別のお薬をつけるまで5分空けましょう。また、目薬をつけた後は、そっと目をつぶり、目頭を押さえると、目薬が目にとどまるので効果的です。

 

 

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