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眼科専門医による目の解説

2023/09/13

「乱視」のお話

こんにちは。「愛をこめて、あなたのeyeを守ります」東戸塚駅西口すぐにあります、片桐眼科クリニックの院長、片桐喜彰です。

 

今日は「乱視」のお話をいたします。

 

「乱視」というと「ぼやけて見える」というイメージでしょうか。実は近視でも遠視でもぼやけるのですが、近視は近づければはっきりと、遠視は遠ざければはっきりと見えるのに対し、乱視は、距離に関係なくぼやけます。

 

乱視は、目のレンズの歪みが原因になります。例えば黒目の角膜は、歪みがなければ球を切り取ったような均一な局面になります。ですが乱視の場合は、ラグビーボールのような歪んだ球を切り取ったような、不均一な局面になっているのです。そのためレンズとしての性能が悪く、均一にものが見えないため、ぼやけて見えます。

 

乱視の補正は、不均一な部分を矯正するために、「逆不均一」レンズを使って、プラスマイナスゼロにして均一にしています。その「逆不均一」レンズには適切な「方向」があります。それを専門用語では「」といいますが、その軸がずれないように矯正する必要があります。

 

メガネはその軸を固定するのは比較的簡単ですが、コンタクトは目の上で回転しないように構造を工夫する必要があり、調整がデリケートです。

 

乱視が強いお子さんは、常にぼやけた視界でいますので、視力の成長が妨げられ、弱視になる可能性がありますので、メガネを使う必要があるか眼科で検査を受けてください。弱視については次回ご説明いたします。

 

というわけで、今日は「乱視」のお話をいたしました。

院長の片桐喜彰でした。

 

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