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眼科専門医による目の解説

2023/10/13

気付いたら目が真っ赤に 結膜下出血の話

こんにちは。「愛をこめて、あなたのeyeを守ります」東戸塚駅西口すぐにあります、片桐眼科クリニックの院長、片桐喜彰です。

 

ある朝、起きて鏡を見てみたら、ギョギョ!目が真っ赤に。または自分では気づかなかったのに、家族や仕事仲間から、「目が赤いよ」と指摘される経験はありませんか?

 

白目が真っ赤で痛そう…重症感ありありです。

 

実は私が大学病院の研修医となり、初めて患者さんの問診を取ったのが、これでした。

緊急の病気かと思い、慌てふためいて先輩にお伺いに行くと、「ああ、大丈夫だよ」と気の抜けた返事が返ってきたのを覚えています。

 

これは「結膜下出血」といい、文字通り白目の表面にある「結膜」の下に通っている血管が切れて、漏れ出た血液が結膜を透かして見えている状態です。

 

皮膚でいえば「あざ」と同じですが、皮膚の血管は強いので、よほど強くぶつけなければ「あざ」になりませんが、目の表面の血管は細いうえにもろいので、健康な方でも何かのはずみで切れてしまうことがあります。それがこの「結膜下出血」です。

 

「あざ」と同じで、基本的には吸収されるのを待ちます。わずかな出血であれば数日、広がってしまった場合は1週間から10で吸収されます。心臓のご病気などで、血液をサラサラにする薬を飲んでいる方は、この症状を起こしやすく治りにくいこともあります。

 

早く改善させる目薬はありません。広がるのを防ぐために、血管収縮作用のある目薬や、出血のきっかけが目の感想だった場合は保湿の目薬を使うこともあります。

 

 

新米だった頃の私のように、慌てふためく必要はありません。12日は様子を見て、引かないようなら眼科を受診して下さい。

 

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