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眼科専門医による目の解説

2023/11/07

視界の隅に光が走る!「光視症」のお話

こんにちは。「愛をこめて、あなたのeyeを守ります」東戸塚駅西口すぐにあります、片桐眼科クリニックの院長、片桐喜彰です。

 

時々、「視界の隅の方にピカっと光が見えます」「夜電気を消すと、火の玉のような光が走ります」などと訴えられる方がおられます。特に目を動かしたときに症状がでるようです。

 

このような症状を、光が視えると書いて「光視症」といいます。

 

目の内部に詰まっている「硝子体」というゼリー状の物質が、光を感じる網膜の一部を刺激すると起こります。

特に目を動かしたときにゼリー物質が動くので、その時に癒着の強い部分が引っ張られて、その刺激が脳に伝わることで光として感じます。ですので、ほとんどの場合は自然現象です。

 

特に年齢に伴い硝子体は縮んでくるので、引っ張る力がかかりやすくなり、40歳代以降にこのような症状が出ます。

 

ただし、まれに、この引っ張りに網膜が負けると破れてしまうことがあります。破れた網膜はそこからはがれてきますので、いわゆる「網膜剥離」になってしまうことがあります。

 

この場合は破れた網膜から出血することが多く、黒い粒や筋のようなものが視界に現れる「飛蚊症」を伴います。そのため、「光視症」と「飛蚊症」が同時に出たときには要注意で、網膜剥離の場合は治療が必要になります。

 

それらの病気がないか、目薬を使って瞳孔を開き、網膜全体を確認する必要があります。目薬が効いている45時間の間は見えづらくなりますので「光視症」の診察を受けるときには、車での来院はお控えください。またお仕事など大事な用事はお済ませになっておいでください。

 

 

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