こんにちは。「愛をこめて、あなたのeyeを守ります」東戸塚駅西口すぐにあります、片桐眼科クリニックの院長、片桐喜彰です。

ある日、急に視界の一部がキラキラして見えづらくなったと訴える方がいらっしゃいます。良くたとえられるのは、水面に日光が当たって光っている様子です。数分から30分続くことが多いです。

ポイントは、症状が片目なのか両目なのか？です。

片目の場合は目に異常がありますので、目薬で瞳孔を開いて目の中の血管などを確認します。

でも多いのは両目とも同じ症状が出ている場合です。

その時は、原因は脳にあります。病名は「閃輝暗点」です。

脳の血管がけいれんなどで一部細くなると、そこの血流が悪くなるため、一種の部分的な貧血状態になります。それが視界の1部がキラキラ光ってしまい、見えづらくなる原因です。けいれんがおさまると、血管が拡張し、血流が回復するので症状はなくなります。時には頭痛を伴う場合もあります。

通常、1回～数回起きたら自然に収まってしまいますので、治療は不要です。

もし1日に何回も起きる、あるいは1，2週間症状が繰り返す場合は、念のため脳外科などで診てもらいましょう。