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東戸塚 眼科 片桐眼科クリニック|東戸塚駅 西口より徒歩1分 モレラ東戸塚3階

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眼科専門医による目の解説

2024/12/12

「硝子体注射」のお話

こんにちは。「愛をこめて、あなたのeyeを守ります」東戸塚駅西口すぐにあります、片桐眼科クリニックの院長、片桐喜彰です。

 

年齢を重ねるにしたがって心配になる目の病気ワースト3というと「白内障」「緑内障」と最近では「加齢黄斑変性」だといえるでしょう。

 

この「加齢黄斑変性」は進行性の病気で、網膜の中心部である黄斑にダメージを受け、著しく視力が低下する病気です。その原因が「新生血管」という不完全な血管が生えてきて、網膜の構造をゆがめたり、時には出血することで起きる病気で、最近まで有効な治療方法がない、厄介な病気でした。

 

ところがここにきて、「硝子体注射」という治療が普及して、進行を食い止めることができるようになりました。注入するお薬は「抗VEGF(血管内皮増殖因子)薬」で、新生血管が生えてこないようにするお薬です。

 

この薬は、加齢黄斑変性以外にも「糖尿病による網膜の浮腫」「血管閉塞による網膜の浮腫」にも効果が非常に高く、これまでレーザーの治療でもよくならないことが多かったこれらの病気も、このお薬で改善するようになりました。

 

このお薬の欠点は、値段が高いこと(健康保険3割負担の方で自己負担が4万5千円ほど)と、1回だけでは不十分で、何回か繰り返し注射をしなければならないことをご了解の上、治療をいたします。

 

 

目に注射をするなんて怖い、と感じられる方もおられるかもしれませんが、麻酔を効かせますので、痛みもなく、安全に治療を受けていただけますので、ご安心ください。

 

 

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