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眼科専門医による目の解説

2025/03/11

良いメガネとは? 遠視編

こんにちは。「愛をこめて、あなたのeyeを守ります」東戸塚駅西口すぐにあります、片桐眼科クリニックの院長、片桐喜彰です。

 

今回は遠視のお子さんのメガネについて、親御さんから質問の多い

 

①視力がいくつになったらメガネを使ったらよいのか

②メガネは常にかけておくべきか

③遠視のメガネで「良いメガネ」とは?

 

についてお話しいたします。遠視のお子さんは近視のお子さんとは全く使い方が違ってきます。

 

 

①視力がいくつになったらメガネを使ったらいいの?

実は視力検査の数値だけで遠視のメガネをかけた方がいいと判断するのは非常に難しいんです。

遠視は、遠くはそこそこ見えるため、視力検査の数値でいうと「1.2」や「1.5」が見えてしまうのですが、遠視は度が強くなればなるほど、近くが見づらくなります。

 

これを補正するために、凸レンズという、いわゆる虫メガネと同じようなレンズを使うことで、後ろにずれてしまった焦点を手前に持ってきて、網膜にピントが合うようにするというのが、遠視のメガネです。

 

普通の視力検査以外に、目薬を使って、隠れた遠視を引き出す方法を試みることもあります。

その値が+1.5あるいは+2.0以上の値になってしまったらメガネを使っていただくように致します。

 

 

②作ったメガネ常にかけておくべきか?

遠視のメガネの場合は、常にかけておく方が良いです。

 

遠視は近くのものがハッキリ見えないので、そのままにしておくと「弱視」という状態になっていまうリスクがあります。

ですから、遠視のメガネというのは、できるだけ朝起きたらすぐにかけて、夜寝るまでの間はかけ続けることで弱視を防いでくれることになります。

 

 

③遠視のメガネで「良いメガネ」とは?

これは、

「充分な視力が出る最も強い度のメガネ」ということになります。

 

凸レンズを使って焦点を手前に持ってきて、ちょうど網膜に合うようにします。

このレンズが弱いと、網膜の奥に焦点が残ってしまうことになります。

 

遠視の度数を正確に割り出し、それに合わせて適切で一番度数の強いものを使っていただくことになります。

 

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