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眼科専門医による目の解説

2025/04/09

良いメガネとは?近視編

こんにちは。「愛をこめて、あなたのeyeを守ります」東戸塚駅西口すぐにあります、片桐眼科クリニックの院長、片桐喜彰です。

 

この春に、学校の健康診断で視力の低下を指摘され、来院されてくるお子さんが今、多くおられます。そこで親御さんがご心配されるのは、

 

①視力がどのくらいになったらメガネを使ったらよいのか

②そのメガネをどのように使ったらよいのか

③そもそもどんなメガネが良いメガネなのか        

 

などです。

まず、同じメガネでも近視のお子さんと遠視のお子さんとでは使い方が違ってきます。今回は近視のメガネについてお話しいたします。

 

①視力がどのくらいになったらメガネを使ったらよいのか

大人の基準では両眼で0.7が見えないと、免許の更新はメガネが必要になります。つまり0.6以下では一般生活に支障をきたすということです。おおよその基準ですが、両目の視力が0.6以下になったらメガネの使用をお勧めしています。ただし、近視では近くのものは問題なく見えますし、小学校低学年では先生が黒板に書く文字も大きいですので、その基準を緩くすることもあります。

 

②そのメガネをどのように使ったらよいのか

メガネをかけ慣れていないうちは、授業中など必要な時にだけかければよいと思います。かけたり外したりしても問題ありません。本人がかけている方が快適なら、そのうち自発的にかけ続けるようになるでしょう。

 

③そもそもどんなメガネが良いメガネなのか

近視用のメガネの場合は、

「充分な視力が出る、最も弱い度のメガネ」です。

 

動画の中では図を使って説明ていますが、元々近視で手前にあった焦点が、メガネを使うと網膜の上に結ぶようになりますが、少しでも度が強いと、網膜の奥に焦点を結んでしまい、それが原因で近視を進ませてしまう可能性があるからです。「メガネをかけると視力が悪くなる」のは、強すぎるメガネを使った時のみ起こり得ます。ですので、初めてのメガネの度数は正確な検査の上、慎重に決めなければいけません。

 

また、眼鏡屋さんで直接メガネを作ることはできますが、その時に的確な検査ができる人に当たるとは限りませんので、必ず眼科で検査を受けて、メガネを作るための処方箋を発行してもらってから作るようにいたしましょう。

 

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