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眼科専門医による目の解説

2025/08/08

「弱視」のお話

こんにちは。「愛をこめて、あなたのeyeを守ります」東戸塚駅西口すぐにあります、片桐眼科クリニックの院長、片桐喜彰です。

 

今日は「弱視」のお話しをいたします。
聞いたことはあるけれど、なんとなく「視力の悪い状態」というイメージで、実際にはどんなものかわからない、という方が多いのではないでしょうか。

 

人の目は健康であれば「裸眼視力」が悪くても、メガネやコンタクトなどのレンズで矯正すれば必ず1.0以上の視力が出ます。
弱視は「レンズで矯正しても視力がでない状態」です。広い意味では、病気で視力が出ない場合も含まれるのですが、医学的に「弱視」とは「視力の発達が障害されて起きた低視力」のことです。

 

どういうことかというと、子供のころの目の発達期に何らかの邪魔が入って正常な視力の成長が止まってしまい、メガネをかけてもよく見えない状態のことです。

 

その「邪魔」には以下の種類があります。

① 遠視、乱視、(近視)が強い場合

 いつもぼやけた状態を見せられていると、視力が成長しなくなります。それは使わないでいると体の機能が落ちるのと一緒です。

② 視力の左右差が大きい場合

 視力の良い方の目は常に使っているので正常に発達しますが、使わない方の目の視力は正常に発達しません。

③ 斜視がある場合

 斜視とは片方の目が本来見るべき方向を向いていない場合を言います。視線が外れてしまった方の目を使わなくなるため、正常に発達しなくなってしまい、弱視になります。

④ 片目が何かで覆われてしまう場合

 病気としては先天白内障などの混濁や、まぶたが下がったり腫瘍ができてしまう病気、または長期間眼帯をした場合などです。

 

いずれも、使わないでいる目を使うようにすることが治療になります。

 

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