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東戸塚 眼科 片桐眼科クリニック|東戸塚駅 西口より徒歩1分 モレラ東戸塚3階

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眼科専門医による目の解説

2025/09/16

眼科に車で行ってはいけない理由 散瞳の話

こんにちは。「愛をこめて、あなたのeyeを守ります」東戸塚駅西口すぐにあります、片桐眼科クリニックの院長、片桐喜彰です。

 

みなさん「眼科には車を運転して行かない方がいい」って知っていましたか?具合が悪ければ病院には車で行くでしょう。眼科だっていいんじゃないの?と思いますよね。それには理由があります。運転して行ってもいい人とダメな人がいるんです。

 

【運転していい人】

 ・目がかゆい

 ・目やにが出る

 ・目が赤い

 ・子供の視力検査の付き添い 

 

【運転してはダメな人】

 ・何かが飛んで見える

 ・歪んで見える

 ・視野が欠けている

 

なぜなら、運転してはダメな人の症状の人たちはみんな「散瞳検査」が必要だからです。

 

散瞳検査とは、目薬で瞳孔を大きく開かせて、目の内部を隅々まで観察する検査です。お薬をつける前とつけた後では鍵穴から部屋をのぞくのと、ドアを開け放して部屋をのぞくくらいの違いがあります。

特に白内障や網膜の病気、視神経の病気を観察するには、必ず必要になります。

 

瞳孔が開くと、まぶしくなり、焦点が合いづらくなります。薬の効果は4~5時間続きますので、その間は車やバイクの運転は危険なので、「眼科には車を運転して行かない方がいい」のです。本や書類、パソコンの文字も見づらくなりますので、受診の後お仕事のある場合は支障をきたすかもしれませんので注意が必要です。

 

また、目薬をつけてから瞳孔が開くまで20分ほどかかりますので、当院では受付締め切りの30分前までにご来院いただくようお願いしています。

 

というわけで、

 ・視力が落ちた

 ・何かが飛んで見える

 ・歪んで見える

 ・視野が欠けている、

という人は、車を運転して眼科に行くのはやめましょう。