電話をかける

045-392-5263

東戸塚 眼科 片桐眼科クリニック|東戸塚駅 西口より徒歩1分 モレラ東戸塚3階

TEL.045-392-5263

眼科専門医による目の解説

2025/12/09

まぶたのけいれん、これって病気なの?

こんにちは。「愛をこめて、あなたのeyeを守ります」東戸塚駅西口すぐにあります、片桐眼科クリニックの院長、片桐喜彰です。

 

時々、まぶたが自分の意志とは関係なく、痙攣するように「ピクピク」と動くこと、ありませんか?

 

そういう時は、疲れていたり、睡眠不足や何かストレスがかかっているときに起こることが多いです。ほとんどの場合、片方の目に起こります。上か下のまぶたのどちらかに起きることが多いですが、まれに上下とも痙攣することがあります。

 

病名は「眼瞼ミオキミア」といいます。

深刻な病気ではありません。通常はストレスの原因や疲労が解消されれば自然と症状は消えることが多いですが、完全に消えるまで数か月かかることもあります。

 

直接治療効果のある薬はありませんが、いわゆるドライアイが症状を誘発したり長引かせたりすることがありますので、診察して目の渇きが目立つ場合は目薬を使うこともあります。

治療の基本は「休息すること」です。

 

この痙攣が、まぶただけでなく頬や口元まで及ぶ場合は「片側顔面けいれん」といい、別の病気です。顔に歪みが生じたり、片目が意志に判して閉じてしまうなどの症状があり、耳鳴りを伴うこともあります。

 

「顔面神経」という、顔の筋肉を動かす神経が何らかの原因で刺激を受けることで、その刺激のたびに筋肉が収縮して症状が出ます。時には脳の腫瘍や血管のこぶが原因になることがありますので、その場合は脳神経外科、神経内科を受診しましょう。