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眼科専門医による目の解説

2023/03/27

「白内障の原因・症状・治療」のお話

こんにちは。「愛をこめて、あなたのeyeを守ります」東戸塚駅西口すぐにあります、片桐眼科クリニックの院長、片桐喜彰です。

 

今回は眼科で最も多い病気のひとつ、「白内障」についてお話しいたします。

「白内障」は誰でもなる病気です。なぜならそれは「老化現象」によるものだからです。老化により、体は徐々に「酸化」していきます。目の「水晶体」というレンズは、酸化することによって透明だったものが徐々に濁ってきます。60代では70%、70代では85%、80代では100%の人が白内障になっています。時には他の原因、例えば「アトピー」「糖尿病」「外傷」などで、若いうちから濁ってくることもあります。

 

濁ったレンズ越しにものを見ることになるため、症状としては「かすみ目」「視力低下」「まぶしい」「ダブって見える」「文字が読みづらい」「暗いところで見づらい」などの症状があります。そのため、本や新聞、テレビを見ていても長続きしない、車の運転がこわい、足元がおぼつかないなど日常生活に支障をきたし、症状がひどい場合は、何もやる気が起きないため、うつ症状や認知症の悪化を引き起こすこともあります。長い間放置されて進行した白内障は、手術やその後の回復に時間がかかりますし、急性緑内障を引き起こす可能性もあります。

 

検査は、視力を確認した後、目薬を使って瞳孔を広げて(散瞳)白内障の進行程度を確認します。特に痛みなどはありませんが、検査後4~5時間は瞳孔が広がっていますので、その間は車の運転やパソコン、スマホなどの文字が見づらくなります。またお帰りの際まぶしいですので、サングラスを用意すると良いでしょう。

 

白内障の予防は、できるだけ体の老化を防ぐことです。規則正しい生活、適度な運動、バランスのよい食事などですが、必要に応じてサプリメントや進行を遅らせる目薬を使う場合もあります。

それでも進行する場合は、濁った水晶体を取り除き、人工のレンズを挿入する手術をします。

 

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