昭和47年、私が5歳の時ですが、初めてパンダが上野動物園にやってきました。カンカンとランランです。その時の狂騒ぶりはよく覚えています。
保守的なわが両親は、そんな騒ぎを冷ややかにとらえており、パンダを見に連れて行ってくれたのは2年以上経って状況が少し落ち着いてからでした。それでも長蛇の列で、「立ち止まらないでください!」の警備員の拡声器の呼びかけの中、寝ていて動かないパンダをちらっと見ただけに終わったように思います。
昨年2頭のパンダが中国に返還され、今の上野動物園には、日本生まれのシャオシャオとレイレイの2頭のパンダがいるそうです。
さて、実はこの度当院にもパンダがやってきました。
これは「ハンドスリット」といい、通常診察室にある「細隙灯顕微鏡(スリットランプ)」にお顔を乗せられないお子様や車イスの患者様などを診察する道具です。
お子様は、特に何か怪しい?機器を持ち出すと怖がることが多く、お顔をそむけてしまうため、「ここにパンダがいるよー」と気を引くことができます。
さて、このパンダの名前ですが、当院の理念である「愛をこめて、あなたのeyeを守ります」にちなんで、「愛愛」にしようかと思いましたが、中国のどこかにいそうですし、童謡「アイアイ」はおサルさんでしたね…。ですので只今絶賛募集中です!これぞ、と思いついた方はぜひスタッフか私にお申し出ください。