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院長ブログ

終活

みなさんは「終活」と聞いて、どんなイメージをもたれますでしょうか?

遺書、エンディングノート、身辺整理、死ぬ準備…当初は私も正直、ネガティブなイメージを持っていました。また、57歳の自分にはまだ早すぎると。

ところが、ある本と出会うことで考えがちょっと変わりました。

その本には「終活は、始めた人から幸せになれる」とありました。「残りの人生をもっと豊かにするため」とも。

私が自分の終活を本気で考えるようになったのは、昨年父が亡くなったのがきっかけでした。幸い大病を患ってはおりませんでしたが、90歳を越えてから衰えは明らかで、近く「その日」が来るのが分っていながら、私たち家族はそれを「考えないように」して日々を過ごしていたのです。そのため「その日」から先は、何の準備も出来ておらず、大変な思いをいたしました。

自分にもいつ来るかわからない「その日」、前もって備えておくことの大切さを痛感したのです。

そこでいくつか成書に当たってみて出会ったのが「終活1年目の教科書」(黒田尚子著、出版社:アスコム)という本でした。

この本では、「終活」の進め方について非常に分かりやすく書いてあるいわゆる「ハウツー本」ですが、その根底にあるのは「限られた時間を無駄なものに使わないで、充実した最期を向かえよう」という前向きな姿勢です。

確かに、私の今年の目標として「無駄な時間を減らす」ために、スポーツを観るのをやめる宣言(ブログ「今年の振り返りと来年の抱負」→クリックでリンク)をして、かなりの効果を実感しています。

クリニックも開業から15年、積み重なった資料、物品が増え、そろそろ整理が必要と考えていて、ちょうど「断捨離」「ミニマル主義」などの導入を検討している矢先でした。

ある調査では、20代の26.8%が終活を考えていて、60代よりも多い!という結果が出ているそうです。さすがに20代は早いと思いますが、私の年齢ならば、時間の流れが本当に早く感じられる昨今、あと30年をどう生きるかの指針になりそうです。

これから生きていく上で、本当に必要なものにフォーカスすることで、より充実した人生を送るための準備、みなさんもいかがですか?