先日、スタッフから嬉しい報告がありました。
4歳の男の子が、視力の検査が終わって、「ゲーム楽しかったよ、上手にできた！」とうれしそうに戻ってきて教えてくれたと、お母さんから喜びのお言葉をいただいたとのことでした。
同じ視力検査をするのでも、お子さんの検査は工夫が必要です。じっと座っていること、変なもの（検査用メガネのフレーム）が顔に乗っかること、質問に答えること、答えがあっているか間違っているか不安なこと…お子さんにとっては苦手なことがいっぱいです。
視力検査は、血液検査やレントゲンと違って、患者さん自身にお答えいただかないと成り立たない検査ですので、いわば「その時の気分」によって、結果が大きく左右されます。
また、お子さんの場合、心や知能の成長、発達に個人差があり、「〇歳ならできる」という基準はありません。3歳のお子さんでもスラスラできる場合もありますし、6歳になっても思ったようにできない場合もあります。
そのため、当院スタッフは、できるだけ飽きさせないよう、集中力が続くギリギリの時間内で、ゲーム感覚で楽しく、かつ正確に視力が測定できるよう、声のかけ方、励まし方、褒め方などを、手を変え品を変え、そのお子さんの個性に合わせて工夫しています。
それでもうまくいかないときもあり、その時は検査が終わると、どっと疲れます。でも、1回目にできなくても、2回目、3回目と繰り返すことでだんだん検査に慣れてできるようになる場合もありますので、そんなことではめげません。見込みがありそうなら、あまり期間をおかず繰り返し検査に来ていただくようにしています。
特にこの時期は、検診で視力低下を指摘されたお子さんが多くいらっしゃいます。そんなときに、冒頭のようなお言葉をいただきますと、私達にはたいへん励みになります。
「視力低下」を指摘されたら、どうぞ当院へご来院ください。スタッフ一同、お待ちしております。
