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院長ブログ

2022年の花粉症(「舌下免疫療法体験記」やめて3年目のシーズン)

通常、眼科は2月~3月は最も忙しい時期を迎えます。花粉症の患者様が多く来院されるからです。

昨年は花粉の飛散時期が前倒しで、2月にピークを迎え、3月後半には終息した年でした。

それに比べ、気温が寒かった今年は花粉の飛散が遅く、2月の患者さんの人数は前年同月と比べ約10%のマイナス。そしてその反動で3月に多くの方の来院を予想していましたが、昨年とほぼ同じ人数。つまり、今年のスギ花粉症は、あまり症状が悪くなる方は多くなく、花粉症の患者様にとっては嬉しい年になりました。

最も顕著だったのは、「花粉症用ゴーグル」の売れ行きです。毎年当院では比較的リーズナブルな値段で販売しているので、花粉症の時期には、まさに「飛ぶように」売れてゆきます。ところが今年はこれまで購入されたのはたったの3個。症状が悪化したお子さんを見るに見かねた親御さんが購入することが多いのですが、今年は重症化したお子さんもとても少なかった印象です。

私も、「舌下免疫療法」(詳細はこちらをクリック)私の治療体験記はこちらをクリック)の治療を5年継続し、終了してから3年目のシーズンでしたが、効果は持続しているようで、ほとんど症状が出ずに終わりました。

そして3月後半から始まったのは「ヒノキ花粉」の花粉症。以前にもブログで(→「今年もヒノキの花粉症が…」クリックでリンク)書きましたが、残念ながら舌下免疫療法は「スギ花粉」のみに効果があり、「ヒノキ花粉」には効果がありません。そのため、3月後半頃になると、ヒノキ花粉が一緒に紛れ込んでくるのか、患者様が診察室に入室してくると同時に私のくしゃみが始まります。そしてマスクをしているので気づかれにくかったのが幸いでしたが、鼻水が…そして猛烈に目もかゆくなるのです。

というわけで、今は「ヒノキ花粉症」の真っ最中。毎年ゴールデンウィークが終わるころまで続きます。院内で私のくしゃみが聞こえたら…誰かが噂しているに違いありません。