院長ブログ

今年も、ヒノキの花粉症が…(舌下免疫療法体験記8)

桜が例年より早く咲き、入学式までにはすっかり新緑になりそうな今年の春の勢いです。

昨年もブログに書きましたが(→クリックでリンク)、スギ花粉症のある方の60~70%の方はヒノキの花粉にも反応します。ヒノキの花粉はスギに遅れてやってきます。どうやらその時期が、「今」のようです。

前回のブログで報告しましたように、2月から3月にかけて、花粉症の症状は何の対策もとらなくても(マスクやゴーグル、点眼や内服などなくても)ほとんど症状が出ず、毎日快適に生活できておりました。すると現金なもの?で、玄関で花粉をはたき落としたり、家の窓という窓を開けさせなかったり、毎日きっちり掃除機を隅々までかけるなど(対策はこちらを参照→クリックでリンク)、今まであれほど自分で厳密に管理してきた自宅への花粉侵入対策もすっかりおろそかになり、その代りに舌下免疫療法をしていない私の家族が花粉症の症状を悪化させてしまうという、花粉症専門医として、家庭では全く失格の体たらくぶりでした。

ところがここに来てそれが一変しました。3月の終わり頃から、急に花粉症の症状がぶり返したのです。目はかゆい、目やには出る、くしゃみは連発、鼻水は止まらない、夜は鼻がつまって眠れないなどの花粉症症状が、ここ3年は(つまり舌下免疫療法を始めてからは)経験のないくらいに久々に、そして強烈に悪化しました。

この体験記を書くために、どこまで無対策で悪くなるのかチャレンジしようとしましたが、夜の鼻づまりでいびきはかくは、朝は酸欠で?頭は痛いはで、あえなくギブアップ。慌てて抗アレルギー剤の内服を始めました。

一度はスギ花粉症が悪化した我が家の息子は、ヒノキには反応しないらしく、「公園で遊ぼう」と嫌がる私を誘い出します。マスクと帽子と花粉のつきにくい上着で完全防備した変なお父さんになり果て、帰ってきたら風呂場に直行、体中の花粉を洗い流してやっと一息。以前の生活に引き戻され、残念な気持ちで一杯でした。

今年は、昨年よりもさらにはっきりと、「シダトレンはスギ花粉症には効くが、ヒノキ花粉症には効かない」という、実は当たり前なことを強く実感させられた次第です。スギ花粉症の方でヒノキ花粉症もある方は、「舌下免疫療法」をしていても、3月の中旬からの花粉症対策は必須です。

「舌下免疫療法を当院で受けていただくにあたって」→ クリックでリンク

なお、この私のブログでの舌下免疫療法の体験記は、あくまで私個人の感想で、すべての方に同様に効果があるものではないことをお断りしておきます。

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