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院長ブログ

こだわりの家電

当院で特にこだわって使っている家電に、掃除機があります。

クリニックですので、常に清潔を保つ必要があるのはもちろんですが、目のかゆみの原因になる花粉やハウスダストなどを徹底的に除去する大切なツールなのです。ご家庭で空気清浄機を使うより、毎日きっちり掃除機をかけたほうが、アレルギーの症状が抑えられるとの調査結果も出ています。

以前のブログ(→クリックでリンク)でも書いていますように、使用頻度が高いので院内の家電の中でも比較的頻繁に買い替えています。

まず大事なのは吸引力が維持されること。これは掃除機の性能の基本ですね。そして排気がきれいなこと。吸引したものをまき散らしては元も子もありません。

開院当初はそれに見合う掃除機は、スタンダードなコードありの紙パック方式でした。その頃から充電式のコードレス掃除機もぼちぼち出てきていましたが、重い、バッテリーが持たない、ゴミが捨てにくいなどの問題があり敬遠していました。紙パック方式ですと、たまったゴミを捨てるときも埃が舞い上がりません。初代から3代目までの掃除機はこの方式でした(いずれも日本製)。

しかし、コードありですと、いちいち部屋ごとにコンセントに抜き差ししなければならず、取り回しが悪くスタッフには不評でした。そこで4代目の掃除機は、コードレスですが本体にバッテリーが外付けタイプで充電後比較的長く使えて、かつ紙パック方式という唯一の掃除機(日本製)を見つけ、それを使っていました。取り回しが楽になり、スタッフには好評でした。一度ヘッドの部分が動かなくなったのですが、修理してまで愛用していました。

ところが、さすがに色々なところが傷み始めたため、同じ機種を改めて購入しようと探したところ、もう残念ながら同タイプはどこを探してもありませんでした。時代はいつしか「掃除機はコードレス、スティックタイプ」になっていたのです。

そこで、今回は「吸引力の落ちない」との触れ込みで掃除機市場を席巻している外国製品を買ってみました。バッテリーの持ちもよく、取り回しも楽ですから、売れるのも分かります。吸ったゴミが直接見えますので「掃除した」感がありますが、その中にアレルギーの原因になるものがたくさん含まれていると思うと、かつて花粉症で辛い思いをしていた私はなんとなくぞっとします。捨てるときにいかに周囲に散らさずに封じ込めるかが課題ですね。

それにしても、開院した12年前に比べ、国産家電のなんと元気のないことか。お家芸だったはずの掃除機もテレビも冷蔵庫も…頑張れ、日本経済!