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院長ブログ

断水

先日、我が家で断水が起きました。私の住んでいる住宅街の中の我が家を含んだ一部の、狭い地域での断水でした。

診療後帰る間際に自宅にいる息子から「断水した」と連絡をもらいました。そのため、帰りがけにクリニックのあるビルの1階のスーパーで1.5リットルのペットボトルの水を6本買い占め(といってもここでは断水は起きていませんので、何の支障もなく買うことができましたが)、10キロ近いエコバッグを下げて、トラブルを解決するヒーロー気取りで意気揚々と帰宅しました。

ところが、これまで時々停電は体験したことがありましたが、断水は初めての経験で、ずいぶんと勝手が違っていました。

まず帰ってきて、夕食を食べる前に手を洗おうとしたら

…あ、水出ないんだった…しょうがない、ウェットティッシュにしよう…

…いや~、トイレの水、どうしよう…とりあえず大はできないなぁ…

…う~ん、そしたら水もなるべく飲まない方が…

…え、お風呂も入れないんだ…じゃあ今日は諦めるか…

…おっと、歯も磨けない。ペットボトルの水、使うか…朝の洗顔、どうしよう…

と、「数本のペットボトルの水でしのげる」レベルではないことに気づきました。

思えば、これまでの被災地では、こういうことが長期間起きていて、相当不便な生活を余儀なくされていたことに、改めて気付かされました。そして、電気がなくてもとりあえず生きてはいけますが、水がないと死ぬかもしれない、という恐怖感を味わいました

人口減少を続ける日本を尻目に、アジア、アフリカ諸国では今後人口が爆発的に増加することが予想され、「水資源」の確保が喫緊の至上命題になっていると聞きます。今回の体験では、電気、ガスなど、インフラはもちろんすべて大切ですが、「蛇口をひねれば飲める水が出てくる」ことの幸せを、しっかり自覚する必要があると思いました。

幸い断水は翌朝には解消し、無事にシャワーを浴びて出勤することができました。原因はいまだ不明です。