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院長ブログ

コロナ禍で視覚障害者に起きていること

新年あけましておめでとうございます。本年も「愛をこめて、あなたのeyeを守ります」。どうぞよろしくお願いいたします。

昨年は東京オリンピックを期待して始まり、コロナが邪魔をして、そしてコロナが終わらないで1年が終わってしまいました。今年こそ、パンデミックを終わらせて素敵な年にしたいものです。

そのコロナウイルス、思わぬところで視覚障害のある方々にも影響を及ぼしているようです。

駅ビルや飲食店の入り口などで立ちすくむ視覚障害者が増えているというのです。理由は、換気のために解放されているドアの開閉音がしないため、これまで音を頼りに位置を認識し出入りしていたのができなくなってしまったためだそうです。

近くまでは行けても最後の1~2mが分らず、カレー屋さんに入るつもりが隣のラーメン屋さんに入ってしまい、申し訳ないからとそのままラーメンを食べて帰った、などということも…

特に、開いてお客さんが入ってきたことがわかるように鈴が鳴るようにしてあったお店の入り口のドアについては、まったく頼りにならなくなって困っておられるようです。

マスクをして、なるべく他人との接触を避けることが求められる世知辛い世の中、他人に話しかけるのもためらうことが多いですが、せめて困っている人を助けることまで減らすことがないよう、心がけたいものです。白杖を持っている人が立ち止まっていたら「何かお困りですか」「お手伝いできることありますか?」と声をかける余裕が欲しいものです。

こんな時代だからこそ、人と人との触れ合いを、大切にしたいですね。

(このブログは2020年12月1日の東京新聞の記事を参考にさせていただきました)