男性が「いつかはやってみたい職業」の3つは「映画監督」「パイロット」そして「オーケストラの指揮者」だと、以前何かで読んだことがあります。
今はジェンダー・フリーの時代で、女性の映画監督、パイロット、指揮者もたくさんいますので、ちょっと時代遅れかもしれませんが、いずれも「大勢を統率する」職業ですね。因みに「映画監督」は私がかつてなりたい職業でした。
コロナ禍が少し落ち着き、緊急事態宣言も解除され、街に人と活気が戻ってきました。外食もかなり普段の形でできるようになり、ライブやコンサートも観客数の制限が緩和され、開催されるようになりました。
そんな中、先日本当に久しぶりにオーケストラのコンサートを聴いてまいりました。
チケットは大きなホールの3階席の前の方。舞台からはやや離れていますが、オーケストラ全体が上から見下ろせる、なかなか良い席でした。大きいオーケストラの編成はこうなっているんだと、1つ1つの楽器や演奏者を確認できます。
「いつかはやってみたい職業」の「指揮者」が登場。拍手が鳴りやむと、曲が始まりました。
少し離れていたせいか、各楽器の音がいい具合に混ざり合って3階席に届きます。今までは気づかなかった曲の美しさ、楽器の生音のみずみずしさと力強さ、様々な楽器の超一流のプロフェッショナルたちをまとめ、導いていく「指揮者」…
華麗なモーツァルト、荘厳なシューベルト、そしてアンコールはヨハン・シュトラウスの円舞曲…いつの間にか、涙があふれていました。やっぱり本物は素晴らしかった!
(「悲しくなくても、嬉しくても感動しても涙が出てくるのはどうして?」は、この動画を!→当院公式YouTube クリックでリンク)
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超一流の「大きなオーケストラ」と規模は全然違って、例に出すのもおこがましいのですが、私はクリニックも「小さなオーケストラ」だといいなと思っています。
スタッフ各々が高いスキルをもった「医療のプロフェッショナル」で、一人一人の患者さんの訴えや症状に応じて、必要な手続きや検査をテキパキと進めていく。そしてそれを束ねるのが私院長の役割で、最終的には受診された患者様みなさんが安心、納得してお帰りいただけるような、そんな組織にするのが理想です。そして、小さくても「本物」であり続けたいと思っています。
それに少しでも近づくように、「患者様とのお約束」という形でカードにまとめてみました。ここに掲載されているように、「ミッション」は当院の「使命・理念」、ビジョンは「理想像・未来像」、クレドは「行動規範」です。毎日の朝礼・昼礼で全員で唱和しています。
みなさんにもぜひお読みいただきたいと思い、クリニックのカウンターにご用意しております。どうぞ(1部ずつ)ご自由にお持ちください。私たちの想いが詰まっています。