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院長ブログ

沈丁花

沈丁花(じんちょうげ)の花が咲き誇っています。

といっても、梅や桜のように花が目につくわけではなく、あの独特な香りで「あ、近くで沈丁花が咲いているな」とわかります。私は沈丁花の香りが大好きで、この香りをかぐと、「あぁ、春が来たな」と感じます。

それがいつの頃からだったか思い返すと、高校生時代にさかのぼります。

ちょうど3学期の期末試験が終わり、なんとか進級の目処がついてほっとした帰り道にこの香りに気付いたのです。初めは何の花かわからなかったのですが、後で人に聞いて「沈丁花」だと知りました。それから毎年、どこかしらから漂う香りをかぐたびにきょろきょろと周囲を探し、あ、ここにあったと見つけた喜びとともに春の訪れを意識するようになりました。

世の中には「バラの香り」「キンモクセイの香り」などという商品は数多く存在しますが、「沈丁花の香り」という商品はあまり見かけません。あの独特な香りは、人工では再現が難しいのかもしれませんね。

春の訪れとともに、眼科にやってくるのは花粉症の患者様です。今年は寒い日が続いたからか飛散の開始が遅く、先日の春一番の吹いた日から患者様が増え始めました。

毎年症状に苦しめられる大人の患者様も大変ですが、今年から発症したお子様も、これから毎年悩まされると思うと、親御さんも心配されると思います。

基本的にかゆみを抑えるための目薬、また鼻症状を抑える内服や点鼻薬(鼻にスプレーする薬)を使うしかないのですが、最近では体質改善で症状を治す、または軽くする舌下免疫療法という治療があります。

お薬の服用を3年以上続ける必要があるため、ある程度根気が必要ですが、私自身が治療を経験して、またこれまで治療を受けられた患者様の経過を診るにつけ、非常に有効な治療だと感じます。

花粉症対策(→クリックでリンク)や舌下免疫療法(→クリックでリンク)の詳細は当院ホームページに、またこのブログでも私の舌下免疫療法体験記(→クリックでリンク)を載せていますので、ぜひ参考になさってください。

春の訪れの喜びを半減させかねない辛い花粉症、しっかりと対処していきましょう!