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院長ブログ

コンタクトレンズはプラスチックゴミ

今月からお買い物の際のレジ袋が有料化されました。

先日コンビニで買い物をしたときに、「袋ご利用ですか?」と聞かれ、勢いで「いりません」と言ってはみたものの、カバンも何も持っていなかった私は、やむを得ずカップラーメンとポテトチップを鷲づかみにして駐車場の車まで運ぶ間、何となく気まずい思いをしました。

その点女性の方は、みなさんエコバッグを持ち歩かれている方が多いようですね。普段の心がけの悪さを反省しました。

プラスチックゴミによる環境破壊、特に海洋汚染は深刻なようです。レジ袋のプラスチックゴミに占める割合は数%だそうですが、海に漂うゴミを減らすことで、環境改善により生物へのダメージを減らし、美しい海を取り戻すために積極的に協力していこうと思います。

さて、みなさん使い終わったコンタクトレンズ、どう処分されていますか?

使い終わったコンタクトを放置しておくと、乾いてパリパリになり、簡単に指で粉々にすることができます。

実はコンタクトレンズも立派な「プラスチックゴミ」なのです。

洗面所ではずした後、そのまま流してしまってはいないでしょうか?それが流れ流れて海にたどり着けば、ビニール袋と同じプラスチックゴミ、そしてそれが分解されると、問題になっている「マイクロプラスチック」になります。

「マイクロプラスチック」は、海に流れ出たプラスチックが波や紫外線の影響で劣化し、大きさが5mm以下になったもののことです。

これまで、海で遊んだ後に異物感を感じて来院した方のまぶたの裏に入り込んだ、マイクロプラスチックと思われる微小なゴミを摘出したことが何回かあります。透明で小さいため見つけづらく、非常にやっかいです。

またマイクロプラスチックには様々な化学物質が吸着され、それを取り込んだ海洋生物を我々も食べるわけですから、人体に影響が出ることも懸念されています。

レジ袋やペットボトルで私たちの暮らしは大変便利になりました。でも、今はそれを見直す時期に来ているのではないでしょうか?

昭和42年生まれの私の幼少期の記憶では、まだ街にスーパーマーケットなどは少なく、個人商店が機能していて、お母さんたちはお肉屋さん、八百屋さん、魚屋さんなどを回って簡易の包装か直接商品を買い物かごに入れていました。ラッパを鳴らして売りに来るお豆腐屋さんには、家からナベや金属のボウルを持って行っていれてもらっていました。

それでも問題なく生活出来ていた訳ですから、単なるノスタルジックではなく、地球のために真剣に取り組んでいきたいところです。

まずはエコバッグ、そしてコンタクトレンズはプラスチックゴミの日に出してくださいね。