昨年コロナ禍が始まって、情報が錯綜する中、できるだけ正確な情報をお伝えする手段のひとつとして始めました当院の公式YouTubeチャンネルですが、お陰様で先日チャンネル登録者数1000人を達成いたしました。
アップした動画数も100本を超えました。中には2万回以上再生されている動画もあります。外来で「見てますよ!」「楽しみにしています!」などと声をかけられることも多くなり、その都度「うれしいなぁ、地道に頑張ってよかった」と思います。中にはオープニングの私のポーズを真似してくれるお子さんもいて、気持ちがほっこりします。
動画撮影などそれまでほとんど経験がありませんでしたので、試行錯誤の連続でした。撮影には何を使ったらいいのか、どこで撮影したらいいのか、どんなタイトルや内容にするか、どのくらいの長さなら飽きずに最後まで見てもらえるのか…他の分野の動画なども参考にしながら、毎回工夫していきました。
撮影はiPadのカメラを使っています。初めは、事務長である私の妻が手持ちで撮影してくれました。初期の頃の動画は、ズームもiPadを持った事務長が近づいてくるなど、なかなかカメラワークはアクティブでした。ただ、固定されていないので常に画面が揺れていて見づらいというご意見もあり、毎回の撮影に事務長の手を煩わせるのも申し訳ないので、三脚を購入しそれにiPadを固定するようにし、カメラのオンオフもリモコンでするようになってからは、画面が安定しました。今では、診療が終わってから、または休日に出勤して、検査室でいつも一人で撮影準備、撮影、片付けをしています。
原稿は直前に書きます。A4用紙1枚にまとめるようにすると、大体動画が10分以内で収まりますので、それ以上にならないように内容を絞り込むようにしています。字幕が入るようになって、分かりやすくなったと好評ですが、この字幕はフリーソフトの「Vrew」を使って、AIが私の声から字幕に自動的に変換してくれます。ただし、専門用語などはうまく変換できないので、そこはスタッフがチェックして手直し、編集までしてくれています(いつもありがとうございます)。
資料はできるだけ分かりやすくなるものを探して、印刷したものをスケッチブックに貼り付けて提示しています。適切な資料がない場合は、自分で(下手な)イラストを描く場合もあります。動画編集で資料もきれいに表示することもできますが、そういった編集時間を省略したいのと、手作り感を大事にしています。
冒頭の私のポーズは、他の先生の動画で毎回ポーズをとられているのを見て、親しみをもってもらえるような自分のオリジナルが欲しいと思い考えました。先日外来で、ある男子高校生にはポーズを真似された後、クスっと笑われましたので、目的は達成されているかなと感じています。参考にしたのは、数年前にヒットしたある映画と、子供の頃好きだったヒーローです。著作権の問題などもありますので実際の画像を出すのは控えますが、ヒントは「埼玉ポーズ」と「ウルトラアイ」です。気になる方は画像検索してみてください。私は毎回このポーズをとることで、「YouTubeモード」に「変身」しています。
これからもためになる、役に立つ、おもしろい動画をアップし続ける予定です。もしまだの方はぜひ「チャンネル登録」をお願いいたします。また、当院公式LINEももうすぐ登録者数2000人に達するところです。リアルタイムで情報発信しておりますので、こちらもどうぞご登録の上、チェックしてみてください。どちらも今後ともどうぞよろしくお願いいたします。