「グラマ」というゲーム、みなさんご存知でしょうか?
私は新聞記事で紹介されていて初めて知りました。大学生6人のグループ「Blined Project(ビーラインド・プロジェクト)」が開発した、重さを言葉で説明し合い、天秤に載せて釣り合ったら「成功」というゲームです。
==「グラマ」は、視覚の状態に関わらず、見える人も、見えない人も、見えにくい人も、みんなで一緒に楽しむことのできるボードゲームです。また、見える人だけ、もしくは見えない人だけでも、楽しむことのできるボードゲームを目指し、開発しました。
グラマに勝ち負けはありません。重さの感覚と表現力を頼りに、みんなで協力してクリアを目指す、新感覚のコミュニケーションゲームです。「グラマ」は重さの感覚を楽しむゲームですが、グラムやポンドといった単位は一切登場しません。プレイヤーは手のひらで感じた袋の重さを、テーマに沿って自分なりの言葉で表現していきます。普段はあまり意識しない「重さ」の感覚と「重さを伝える表現力」を目一杯使って、コミュニケーションを楽しみます。
また、与えられるテーマは、日用品などの物理的な重さから、「ありがとうの重さ」「気持ちの重さ」「料理のカロリー的な重さ」など、普段重量として意識することのない感覚までさまざまです。自分の持っている袋の重さを、さまざまな感覚に例えて伝え合う、新感覚のコミュニケーションゲームです。 ※ビーラインドプロジェクトのクラウドファンディングページから引用==
==秤のような四方に台座が付いた物と、重りを入れる巾着袋、3種類のそれぞれ大きさと重さが異なった丸い玉が沢山入った箱を使用します。
プレイヤーは、2名または4名で行い、それぞれ適当に振り分けられた重り入りの巾着を一袋ずつ持ちます。
自分の持っている袋の中身を他のプレイヤーに触らせず、対話だけで全員の重さを均等にし、全員の巾着を載せた天秤が倒れなければクリアというのが基本的なルールです。
天秤が倒れなければ静寂があり、失敗は「がっしゃーん!」と盛大な音がするので分かります(笑)。
『グラマ』では、チームメンバー全員が重さを揃えないと成功しないので、”皆で勝つ”という連帯感が生まれます。己の能力の高さが求められるのではなく、他者のことを知って理解することや、自分の言葉の伝え方を振り返る大切さを感じられるゲームだ、と私は感じました。 ※体験会を開いた日本視覚障害者囲碁協会のHPから引用==
うーん、何だか面白そうだけど、どんなゲームか想像しづらいですよね。それに実際にやってみないと分かりません。
そこで私は、ビーラインド・プロジェクトさんのクラウドファンディングに申し込んでみました。その返礼で、「グラマ」の実物がもうすぐ届く予定です。実際に届いたゲームを自分たちでもやってみて、写真つきで分かりやすく解説しながら改めてレポートしますので、乞うご期待です!
=追伸= 残念ながらクラウドファンディングは終了していますが、そのページに詳細が「グラマ」の写真付きで紹介されていますので、こちらのリンクからご覧ください。