侍Japanの皆さん、優勝おめでとうございます!
それにしても、何という幕切れ!「野球は筋書きのないドラマ」といいますが、まるで筋書きがあったかのような、最終対決!そしてShohei Otaniの勝利!
いやー、まさにSho-time!でした。そして大会MVP獲得。この人はどこまで役者なんでしょうか…しかも、「WBCでMVP」は、実は彼がすでに高校時代に立てた27歳時点での目標だったんですね。そして本当に28歳で達成してしまうとは。(因みに24歳での目標はノーヒットノーラン達成と年間25勝、25歳で世界最速175Km、26歳でワールドシリーズ優勝と結婚、だそうです)
日本の下世話なマスコミは、人気者とみるやすぐに揚げ足を取ろうとしますね。今回も「女子バレーの○○さんと結婚するんじゃないか」とか「日本にやってきた時のチャーター機は片道〇千万円!」とか…そんな雑音をきれいさっぱりかき消してしまうくらい、爽やかに、あくまでも爽やかに大活躍でした。
そして爽やかなだけでなく、若くしてチームを鼓舞するリーダーシップ。決勝戦前の円陣で「今日1日だけはアメリカの選手に憧れるのはやめましょう」と声をかけられて、チームメイトはどれだけ気付かされたことでしょう、メジャーリーガー相手に、弱気の虫が心の奥底にいることを。そんなこと、メジャーリーグでも超一流でいる大谷選手にしか言えません。
もちろん、他の選手たちの活躍と、選手たちを信じていた監督、コーチの力もなければ優勝できなかったでしょう。でもそのなかでも大谷選手は、突出して人から愛される人間力があるように感じます。多くの人に応援され、一緒に喜ばれる人って本当に素敵です。
因みに、ヌートバー選手がいつもしていた目の下の黒いライン、「アイブラック」といいます。私がYouTubeで解説(→クリックでリンク)していたら、それを目にした朝日新聞の記者さんから記事の監修を頼まれてしまいました(3月11日(土)のbe on Saturday ののちゃんのDo科学「野球選手はなぜ目の下を黒く?」 記事はクリニックの待合に掲示します)。
本来、デーゲームでの日差しのまぶしさを軽減するためのものですが、日光の差し込まないドームでの試合でもアイブラックをつけていたヌートバー選手。まるでネイティブ・アメリカン(昔でいうところのインディアン:歴史を見直して、メジャーリーグのチーム名もクリーブランド・インディアンズ→ガーディアンズに変わりましたね)の戦闘メイクのようでした。彼も本当に大活躍でしたね。
去年のサッカーワールドカップも凄かったですが、今回のWBCを観て改めて思いました。私はやっぱり野球が大好きです。
<蛇足ですが…私のへなちょこ野球遍歴>
・小学校:地元のリトルリーグの入団試験に不合格 もっぱら一人で壁当て 時々父とキャッチボール
・中学校~高校:坊主頭が嫌で野球部には入らず
・大学:もっぱら観戦 そのころの横浜スタジアムはガラガラでした
・大学病院時代:東京都大学病院対抗眼科野球大会に出場 プレーに目覚める 毎年大会1か月前からバッティングセンターと壁当てでにわか体づくり 決勝で最後のバッターとして三振を喫するも、翌年優勝投手、MVPになる
・アメリカ留学時代:メジャーリーグ観戦。セントルイス・カージナルス(ヌートバー選手の所属チーム)のファンになる。当時活躍していたのが田口壮選手(元オリックス)
・子供が小学生:息子と公園でキャッチボール
・子供が中学生:キャッチボールに誘っても「ケガするからやめときなよ」と言われる
そして今に至る 横浜DeNAベイスターズのファンです